書籍 折形デザイン研究所の新・包結図説
日常生活の場で生き生きと命を持って機能するものとして、
「折形」を考えたいと思う。包みと結びの造形が持つ美しい形、
そのやりとりのしきたりや振舞、そして、相手を思いやる気持ち。
それらを、生活の中に美しい伝統として、われわれは持っていたはずだ。
暮らしの中にそれらをとり戻すためには、
『新』という部分が重要だと思う。
.........「おわりに」より
人類学者・石倉敏明氏の『「包み」と贈与」』の包みの論考、
民俗学者・小川直之氏の『「むすび」の精神史』の結び論。
それに加え、「おくる」、
「折りのデザイン」で本文が構成され、
後半では、その模索から生み出された折形デザイン研究所の
八年間の仕事が美しい写真で紹介されています。(ラトルズ)
十和田市現代美術館にて開催される「折形デザイン研究所の新・包結図説」にあわせて同時出版しました。
折形デザイン研究所
大友洋祐/写真
大谷道子/編集
折形デザイン研究所/発行
ラトルズ/発売
価格:2,400円(税抜)
サイズ A5判/カラー144ページ
発売日:2009.11.21
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