折形デザイン研究所

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講演会+ワークショップ 旧暦カフェ「端午」/折形デザイン研究所にて

今年2019年の旧暦の端午は、6月7日です。その少し前に、折形デザイン研究所にてもんきり研究家の下中菜穂さんと一緒に旧暦カフェ「端午」を開催することにしました。
新暦に慣れた私たちにとって、「端午」のイメージは爽やかな風に泳ぐこいのぼりのイメージですが、実は旧暦の五月五日はむしむしと暑い梅雨の最中。
枕草子には、たくさんの菖蒲と蓬の草束で軒をかざる様子が描写されています。この時期に植物の芳香を体全体に浴びること。それを実際に皆さんとやってみたいと思います。
古来この日が「薬降る日」とされていることについても考えてみましょう。
菖蒲と蓬で屋根を葺き、ちまきの笹巻き、「端午」にちなんだ紋切りや折形もご紹介しながら、みなさんとお話ができたらと思います。季節のお茶とお菓子付き。
2019年6月5日(水)13:00-16:00頃
参加費 5,000円(税込)当日お持ちください。
場所 折形デザイン研究所  東京都港区南青山4-17-1
定員:20名
お申し込みはこちらより。
旧暦カフェ
満ちては欠ける月。
寄せては返す波。
咲いては散る花。
積もっては溶ける雪。
生まれては死んでいく命。
時はただ真っ直ぐに進むのではなく、
めぐる季節の中で、
ゆったりとしたリズムを刻みながら
大きな輪を描く。

日々の暮らしの中で失われゆく
生きる力をかき立て、
滞ることなく時を回し続ける。季節の節目に置かれた「日本の行事」は
そんな先人達の知恵の結晶。

  + + +

日本には季節に合わせ様々な行事がありました。
美しい約束事や作り物が暮らしの中に豊かな景色を作り出していました。
ところが暦が変わってしまったことで、どこか実感が伴わない。
もしかしたら、私達は行事の大切な部分を見失っているのではないか、、、
そんな違和感がどうしてもぬぐえません。
そこで、あえて旧暦の日取りで「やってみる」研究会をしてみようと思い立ちました。
みなさんと一緒に行事をめぐる知見を持ち寄り、行事の肝が何なのかを手探りをする実験を続けています。異分野が交錯するカフェであり大人の自由研究会。2017年~「はけの森カフェ」で開催。2019年は「本と工房の家」でも。
11回目の今回は端午を「折形デザイン研究所」にて開催することになりました。
どうぞお気軽にご参加ください。 下中菜穂
<旧暦カフェはこんなやりかたをします>

・旧暦の日取り(なるべく近い日)で行事を「やってみる」
 調べた行事をまねて実際にやってみる。
 その季節の気候や植物、味や香りなどを味わってみる。

・「やってみる」ことで、わかったことを語り合う。

・参加者の行事をめぐって調べたこと、
 記憶や知見を「持ち寄ってともに研究」する。

・わかったことを共有しながら深めていく。

下中菜穂
江戸時代の切り紙「紋切りあそび」を通して「かたち」に込められた祖先の暮らしや文化、自然観を紹介。文様を暮らしの中で使い楽しむ生活文化を現代によみがえらせるべく、出版、ワークショップや展覧会。中国の「窓花」、日本の伝統切り紙など「暮らしと切り紙(手仕事)」をめぐるフィールドワークや、行事や風習の深層を体験しながら探る「旧暦カフェ」を続ける。ECの活用プロジェクトのメンバーとして実験的な上映会やワークショップを展開。著書は「シリーズ紋切り型」「たてもの文様帖」「背守り練習帳」(エクスプランテ)「こども文様ずかん」(平凡社)など。
造形作家、もんきり研究家、出版業。

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