折形デザイン研究所

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講演会+ワークショップ 旧暦カフェ「七草 節分」/折形デザイン研究所にて

旧暦カフェ  「七草 節分」
(今年の旧暦で、七草は1/30、節分は2/3)
当日の様子。
#ワークショップ報告 旧暦カフェワークショップ 春の七草  
https://www.xpl.jp/ws-20200201ogkreport/
どんなに四季折々の行事が廃れても、正月で1年を区切り、時間や暮らしが「更新する」という感覚は、いまだ私たちの中に根強くあり続けています。改て考えるとその強さは驚くべきことです。
そうはいっても、かつては、今よりずっと長い期間をかけ、多くの段取りを踏んで念入りに「更新」の儀礼を重ねるというのが正月の姿でした。
旧暦では今年は1/25が元日、1/30が七草(人日)、2/3が節分、2/8が小正月、、、。
大切な日が目白押しであるばかりか、年によっては節分が元日の前に来ることがあるというのですから新旧暦絡まった糸のごとくです。これらをひとつづつほぐしながら、年末年始の流れを概観してみましょう。
たくさんある行事の中から今回は七草と節分を取り上げます。
七草唄を歌いながら、七草粥を作ってみます。新暦ではスーパーで買った「七草セット」で作る七草粥ですが、旧暦のこの時期なら、野山で七草が採取できるでしょうか?七草唄の謎についても考えてみましょう。
節分といえば豆撒き。しかし、かつては「追儺」の儀式は大晦日に行われ、今でも節分と大晦日の両方に豆をまいたり、節分を「年取り」とか「年越し」と呼ぶ地方もあるようです。魔除けの「ヤイカガシ」も作ってみて、魔の正体についても考えてみましょう。
下中菜穂+折形デザイン研究所
 
2020年2月1日(土)13:30-16:00頃
参加費 6,000円(税込) 当日お持ちください。
場所 折形デザイン研究所  東京都港区南青山4-17-1
定員:16名
申し込みは、こちら。
https://business.form-mailer.jp/fms/2cbd34cf114481
旧暦カフェ
満ちては欠ける月。
寄せては返す波。
咲いては散る花。
積もっては溶ける雪。
生まれては死んでいく命。
時はただ真っ直ぐに進むのではなく、
めぐる季節の中で、
ゆったりとしたリズムを刻みながら
大きな輪を描く。

日々の暮らしの中で失われゆく
生きる力をかき立て、
滞ることなく時を回し続ける。季節の節目に置かれた「日本の行事」は
そんな先人達の知恵の結晶。

  + + +

日本には季節に合わせ様々な行事がありました。
美しい約束事や作り物が暮らしの中に豊かな景色を作り出していました。
ところが暦が変わってしまったことで、どこか実感が伴わない。
もしかしたら、私達は行事の大切な部分を見失っているのではないか、、、
そんな違和感がどうしてもぬぐえません。
そこで、あえて旧暦の日取りで「やってみる」研究会をしてみようと思い立ちました。
みなさんと一緒に行事をめぐる知見を持ち寄り、行事の肝が何なのかを手探りをする実験を続けています。異分野が交錯するカフェであり大人の自由研究会。2017年~「はけの森カフェ」で開催。2019年は「本と工房の家」でも。
11回目の今回は端午を「折形デザイン研究所」にて開催することになりました。
どうぞお気軽にご参加ください。 下中菜穂
<旧暦カフェはこんなやりかたをします>

・旧暦の日取り(なるべく近い日)で行事を「やってみる」
 調べた行事をまねて実際にやってみる。
 その季節の気候や植物、味や香りなどを味わってみる。

・「やってみる」ことで、わかったことを語り合う。

・参加者の行事をめぐって調べたこと、
 記憶や知見を「持ち寄ってともに研究」する。

・わかったことを共有しながら深めていく。

下中菜穂
江戸時代の切り紙「紋切りあそび」を通して「かたち」に込められた祖先の暮らしや文化、自然観を紹介。文様を暮らしの中で使い楽しむ生活文化を現代によみがえらせるべく、出版、ワークショップや展覧会。中国の「窓花」、日本の伝統切り紙など「暮らしと切り紙(手仕事)」をめぐるフィールドワークや、行事や風習の深層を体験しながら探る「旧暦カフェ」を続ける。ECの活用プロジェクトのメンバーとして実験的な上映会やワークショップを展開。著書は「シリーズ紋切り型」「たてもの文様帖」「背守り練習帳」(エクスプランテ)「こども文様ずかん」(平凡社)など。
造形作家、もんきり研究家、出版業。

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旧暦カフェ「七草 節分」/折形デザイン研究所にて

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