折形デザイン研究所

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講演会+ワークショップ 旧暦カフェ「重陽・お九日」/折形デザイン研究所にて

旧暦カフェ 重陽・お九日
9月29日に行われた、旧暦カフェ「重陽」の様子です。
(今年の旧暦の9月9日は、新暦では10月7日です)

陽数の九が重なる九月九日は重陽。菊の節供でもあります。
今ではあまり馴染みのない行事ですが、かつては、菊の着せ綿、菊酒などを楽しみ
高いところに登る(登高)の日でもありました。なぜこの時期に高いところに登るのか?
なかなか興味深いところです。みなさんで考えてみませんか?
中国に源流のあるこの行事は、江戸時代に五節句のひとつとなりましたが、庶民にとっては「お九日(おくにち)」といって、茄子を食べたり秋祭りをしたりする収穫祭の色合いの濃い日でした。一年の営みの中でこの日がどんな日だったのか考えてみましょう。

菊の着せ綿とは?真綿を使って試してみましょう。
草花包みの折形もやってみます。
菊花茶、菊酒と重陽にちなんだお菓子をいただきながら語り合いましょう。
下中菜穂
2019年9月29日(日)13:30-16:00頃
参加費 6,000円(税込)※お茶とお菓子付き 参加費は、当日お持ちください。
持ち物:なし
場所 折形デザイン研究所  東京都港区南青山4-17-1
定員:16名
お申し込みはこちらより。
旧暦カフェ
満ちては欠ける月。
寄せては返す波。
咲いては散る花。
積もっては溶ける雪。
生まれては死んでいく命。
時はただ真っ直ぐに進むのではなく、
めぐる季節の中で、
ゆったりとしたリズムを刻みながら
大きな輪を描く。

日々の暮らしの中で失われゆく
生きる力をかき立て、
滞ることなく時を回し続ける。季節の節目に置かれた「日本の行事」は
そんな先人達の知恵の結晶。

  + + +

日本には季節に合わせ様々な行事がありました。
美しい約束事や作り物が暮らしの中に豊かな景色を作り出していました。
ところが暦が変わってしまったことで、どこか実感が伴わない。
もしかしたら、私達は行事の大切な部分を見失っているのではないか、、、
そんな違和感がどうしてもぬぐえません。
そこで、あえて旧暦の日取りで「やってみる」研究会をしてみようと思い立ちました。
みなさんと一緒に行事をめぐる知見を持ち寄り、行事の肝が何なのかを手探りをする実験を続けています。異分野が交錯するカフェであり大人の自由研究会。2017年~「はけの森カフェ」で開催。2019年は「本と工房の家」でも。
11回目の今回は端午を「折形デザイン研究所」にて開催することになりました。
どうぞお気軽にご参加ください。 下中菜穂
<旧暦カフェはこんなやりかたをします>

・旧暦の日取り(なるべく近い日)で行事を「やってみる」
 調べた行事をまねて実際にやってみる。
 その季節の気候や植物、味や香りなどを味わってみる。

・「やってみる」ことで、わかったことを語り合う。

・参加者の行事をめぐって調べたこと、
 記憶や知見を「持ち寄ってともに研究」する。

・わかったことを共有しながら深めていく。

下中菜穂
江戸時代の切り紙「紋切りあそび」を通して「かたち」に込められた祖先の暮らしや文化、自然観を紹介。文様を暮らしの中で使い楽しむ生活文化を現代によみがえらせるべく、出版、ワークショップや展覧会。中国の「窓花」、日本の伝統切り紙など「暮らしと切り紙(手仕事)」をめぐるフィールドワークや、行事や風習の深層を体験しながら探る「旧暦カフェ」を続ける。ECの活用プロジェクトのメンバーとして実験的な上映会やワークショップを展開。著書は「シリーズ紋切り型」「たてもの文様帖」「背守り練習帳」(エクスプランテ)「こども文様ずかん」(平凡社)など。
造形作家、もんきり研究家、出版業。

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